【11月学校だより】
白い帽子をかぶった大山を見ながら思ったこと・・・・
南部中学校長 黒見隆久
季節はアッという間に冬を迎えました。ついこの前までの暑さが嘘のように、南部中の校長室&各教室から鮮やかに見える大山も、白い帽子をかぶる衣替えをし始めました。
日本には四季があります。しかし、近年、その春夏秋冬があまり感じられなかったり、あるいは極端だったりして、時には私たちの生活に大きな災害や被害、影響をもたらすことも少なくありません。
夏のジリジリする暑さや強い陽ざし、時折降る土砂降りの夕立も、動物や植物の成長には欠かせない大切な生存条件です。冬の風雪も、降って積もって大地に染みわたることで、私たちの命の源である水を蓄えられることになります。
私たち人間は単純・わがままですから、すぐに不平・不満を言ってしまいますが、私たちも自然界の一員だと考えるならば、こんな環境の変化や社会の変化にも柔軟に対応できる力、考え方、工夫、知恵を発揮して、ゆったり、どっしり生活していかないといけませんね。⇒[注釈]あまりにも大山が美しく、デンッと構えている姿を校長室から見ながら、評論家的に真面目に考えてしまいました。(笑①)とはいえ・・・・これからの日南町からの通勤にドキドキしている小心者の私です。(笑②)
学期は「体育祭」、「文化祭」など大きな学校行事が続きました。今年は「学校に来てみてごしない!」とあわせて保護者・地域の方々にもたくさん観覧をしていただきました。頂いたアンケートを拝見して、「今、南部中学校がめざしていこうと取り組んでいることは、間違いではないな!」と思い、嬉しくなると同時に、生徒や教職員に「もうワンランクアップして、もっと楽しい、魅力ある南部中を創ろう!」と話をしました。
私は、文化祭で全校合唱の指揮をさせていただきました。音楽の知識も技術も経験もないド素人の私です(生徒の皆さん!ごめんなさい!)が、みんなの声と視線が私に集まってくることに、震えるぐらい感動しましたし、不器用な私の指揮に、「大丈夫ですよ!校長先生!」と言わんばかりに笑顔を向けてくれる無言の空気感に、大感激、大し、胸ザワザワしました。
南部中のめざす「感動の創造・共有・一体感」とは、一人ひとりがこういう思いをみんなが持てることなのかな・・・と実体感した今秋でした。