３月学校だより

　コロナ禍を理由（言い訳）にせず、逆にチャンスだととらえて、「できる」「やる」ことをめざして、修正や変更や新たなアイデアを加え、いろいろなことに挑戦してきた南部中学校でした。生徒の頑張りや教職員のサポートはもちろん、PTAやＣＳ委員会、中学校区学校運営協議会の理解と協力を頂いて、各種学校行事をはじめとした新たな取り組みに、私たちが目標にしていた「感動と一体感の創造・共有」が実現できたのではないかと、自画自賛しています。

　先日の卒業式では、保護者やたくさんの地域の方々に温かく見守られながら２４名が南部中学校を巣立っていきました。答辞の中で、「中学生になって、ともに頑張れる仲間は宝物だとわかった。これまでお世話になったすべての方々と、３年間楽しく生活できた南部中学校に感謝の気持ちをこめて」と、卒業生が最後に合唱を贈ってくれました。彼ら彼女らの中学校３年間の想いを込めたあの言葉と合唱が、今の「南部中学校の姿」だと、うれしく、頼もしく、誇らしい気持ちになりました。

　中学生は多感な時期です。「ただ今、成長中！」の真っ最中です。身体や心がもっともっと大きくたくましくなるために、さまざまな経験をしなければなりません。それは、楽しいことばかりではなく、苦しいことや辛いこともなければなりません。そんな経験を繰り返しながら、乗り越えながら生きていくことで、人間は確実に成長していきます。南部中学校の生徒には、まだまだ成長する可能性と秘めた力があると信じています。卒業生を送った在校生の素晴らしい歌声にも、大きな感動と期待を感じたからです。南部中学校をよろしくお願いします。

　保護者の皆さま、地域の皆さま、今年度の取り組みに深いご理解と温かいご支援、ご指導を賜りまして、誠にありがとうございました。私自身は今年度をもちまして退職となります。これまでいただきましたご厚意にお礼を申し上げますとともに、引き続き、南部中学校の教育活動にご理解とご支援、ご協力をいただきますよう、よろしくお願い致します。

　３年間、本当にお世話になりました。ありがとうございました。（感謝！）