南部中学校長 黒見隆久
先日、町内の「YDO」さんから、「絵文字」の展示と生徒へのプレゼントをいただきました。恥ずかしいから名前は出さないで・・・・とおっしゃるので、何とお呼びしましょうか?と尋ねたら「YDA(やればできるおばちゃん)」で・・・・と言われました。私と近い世代だな・・・・と直感しました(笑)。
ひと頃のテレビCMで、『YDK』とか『やる気スイッチ』というのがありました。『YDK』とは『Y(やれば)D(できる)K(子)』という意味です。「やればできる」という言葉は、裏を返せば「やらなければできない(変わらない)」ということです。勉強でも部活動でも遊びでも、とにかく自分で「やろう!」と思わなければ何もできない、何も変わらないということだと思います。だから、『やる気スイッチ』は、自分の頭の中や心の中にしかないのです。どこか見えるところに付いていて、誰かが押してくれるだろうと待っていてもスイッチは入りません。おまけに、そのスイッチには切り替え機能が付いています。「宿題」「予習」「復習」「部活動」「テレビ」「ゲーム」「スマホ」「遊ぶ」「寝る」「ボーッとする」・・・etc.何をするにも「やる気」
はいつまでもは続きません。必要なときに、必要なぶん、必要な方法で上手に切り替えて動かなければ、効果が上がりません。エアコンや扇風機にも強弱や温度調節の機能があるのと同じですよね・・・・。
だから、8月23日までの32日間の夏休みをどう過ごすかは、皆さんの上手な『やる気スイッチ』の切り替えがポイントになります。
コロナウイルス感染症もまだまだ心配されます。暑さによる熱中症や交通事故、水難事故なども大いに注意が必要です。ただ、この夏にしかできないこともたくさんあると思います。しっかり楽しみながら、有意義な夏休みを過ごしてください。
子どもたちが多くの時間を地域で過ごします。保護者や地域の皆さまには、温かい見守りや声かけ、時には厳しい指導もよろしくお願いいたします。