2月学校だより

2022/03/01

校長室より

【2月学校だより】

『努力と結果の意味や価値』
     ~北京オリンピックにかけた思い~

                               南部中学校長 黒見隆久

 北京オリンピックが幕を閉じました。日本選手団は総数で冬季五輪史上最多となる18個のメダルを獲得するなど、幅広い競技で活躍し日本中をわかせてくれました。前回の平昌オリンピックから4年。王者として2連覇、3連覇をねらう選手から、前回涙をのんだ雪辱に燃える選手、オリンピック初出場の選手など、立場や思いはそれぞれ違うものの、今回のオリンピックに向けて積んできた血のにじむような「練習」と「努力」は、きっと私たちの想像の及ばぬほど過酷なものだったのではないでしょうか。
 スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢選手。前人未到の「トリプルコーク1440」を3度も決め、『技の質をより高めた』最後の1本で大逆転優勝を果たしました。「だれにも文句を言わせない」圧巻の強さを、最後の最後に挑んで示した精神力も素晴らしいと思いました。予選で負けたスイスを破り、初めて決勝戦に進出し、見事に銀メダルに輝いたカーリング女子チーム。試合中にいつも笑顔で「オッケー!」「ナイス!」と声を掛け合う姿に、チーム力というのはこういうことなんだな・・・と改めて思わせてくれました。「努力と結果の意味や価値について深く考えさせられた、これからの人生にとっても大切な時間になった」と語ったのは、フィギュアスケートの羽生結弦選手です。4回転アクセルにこだわって、9歳から挑戦してきたアクセルジャンプの原点に立ち返って跳んだジャンプは、自分自身で「納得」できる「誇れる」アクセルだったと言い切る姿には、笑顔がありました。
 何かをすれば必ず「結果」は出ます。その結果がよいものであれば、誰もが賞賛するに違いありません。しかし、その結果につながった努力やその結果のもつ意味や価値は、決して勝敗や順位によって決められるものでも、上下するものではないはずです。そして、そのことを誰よりも知っているのは自分自身です。だからこそ、終わった後に満面の笑みや感激の涙、悔しさの涙があふれてくるのだと思いますし、応援してきた私たちも同じ気持ちになれるのだと思います。オリンピックの感動は、決して遠い夢のようなものではありません。私たちの不断の努力は、私たちの人生を変えていきます。夢は叶えるもの、感動はつかみ取るもの・・・。「やっぱりそうだよな・・・」と改めて感じるオリンピックでした。

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