11月15日(月)、総合的な学習の時間に、前田 良さんのお話を聞きました。前田さんは、兵庫県にお住まいで、女性から男性へ性別転換し、結婚、その後二人の子どもを持つ父親として、現在はLGBTのパートナーの情報交換や相談の場を提供しておられる方です。また、教育現場での講演活動も積極的にしておられ、ご自分の生き方を通して、「人は自分に合う生き方をしていいんだ。」という、生きていく上でとても大切なことをお話しされています。今回は、2年生と3年生にそれぞれお話しいただきました。
☝ 前田さんは、「まず、LGBTのことを知ること。そして、当事者がいま何に困っていて、何に不自由しているのかに気付くこと。さらに、そこから自分に何ができるのかを考え、小さなことからでいいから行動に移すことが大切である。」と優しい口調で話されました。
また、「自分と同じ思いの人と出会えたこと。その人は、自分に何かあっても絶対に助けてくれる人。いっぱいいなくてもいい。そんな仲間を見つけて大切にしてほしい。」そして、「いろんな性、いろんな家族の形があることを知っといてほしい。そういう人をもいるなって生きてほしい。」と結ばれました。
短い時間ではありましたが、とても貴重なお話しをいただきました。ありがとうございました。前田さんが執筆された「パパは女子高生だった 女の子だったパパが最高裁で逆転勝訴してつかんだ家族のカタチ」は、南中図書館にもあります。この機会に、一度手に取ってみてください。